2016年03月
3月17日からスタートしているイギリスで・ケンブリッジ研修ですが、順調にプログラムが進んでいます。この日のテーマは「交通」。英語でリサーチ、ディスカッション、プレゼンテーションを繰り返します。最初より随分慣れてきて、積極的に発言する姿が多くみられるようになっています。寮のダイニングルームでのフォーマルディナーは、あこがれのハリーポッターの世界にいるようです。これから後半に入りますが、全員元気にプログラムの最後を迎えられますように。
高1生代表6名が「第1回近畿地区スーパーグローバルハイスクール校・SGHアソシエイト校課題研究発表会」(関西学院大学主催・大阪大学共催)に、ポスター発表の部門で参加しました。本校代表チームのテーマは「アフリカにおける子どもの現状とSDGs」。先日開催された校内の研究発表会から一部修正し、この発表会に臨みました。
内容は1985年〜2000年と2000年〜2015年の2つの時期を比較し、「教育」「衛生」「経済状況」についてUNICEFやJICA等のデータを分析し、2015年までの目標MDGsの達成度とSDGsの設定意図に基づいて、問題を解決するためには何をすべきか考察をしました。扱う問題が難解かつ広いため苦労しましたが、この発表を経たことで、次にすべきことが見えたとのことでした。また、今回の発表会に近畿地区のSGH校・SGHアソシエイト校から27校・106班が参加されていましたが、他校の生徒さんたちや先生方、大学関係者と特定のテーマについて話ができたことも大きな収穫となったようで、学びの多い1日となりました。
内容は1985年〜2000年と2000年〜2015年の2つの時期を比較し、「教育」「衛生」「経済状況」についてUNICEFやJICA等のデータを分析し、2015年までの目標MDGsの達成度とSDGsの設定意図に基づいて、問題を解決するためには何をすべきか考察をしました。扱う問題が難解かつ広いため苦労しましたが、この発表を経たことで、次にすべきことが見えたとのことでした。また、今回の発表会に近畿地区のSGH校・SGHアソシエイト校から27校・106班が参加されていましたが、他校の生徒さんたちや先生方、大学関係者と特定のテーマについて話ができたことも大きな収穫となったようで、学びの多い1日となりました。
公文国際学園で開催された模擬国連(MUNK International)に高2生の2名がギリシャ大使として参加しました。議題は「ジェンンダー 〜 LGBTコミュニティの保護と社会進出 〜」でした。議論・議事進行などすべての場面において使用言語は英語。進行はハーグで行われる模擬国連にしたがったヨーロッパの方式。参加生徒には初めてのことで最初は戸惑ったものの、すぐに雰囲気に馴染んで形式にも慣れて議論に参加することができました。模擬国連活動を通して、課題解決に必要な力を養い、多くの出会いに恵まれた高2生徒もこの大会をもって引退となります。後輩が後を引き継いでくれることを期待しています。
この発表会を通じて今後の課題も見えました。データや根拠を調べて考察しているつもりが、ロジカルに説明できなかったり、質疑応答で両者とも相手の主張を的確に受け取り、応答することができなかったり。発表内容の焦点化とともに、よりロジカルな考察を行っていくことが高2年次での課題となりました。しかし、来校者の皆様からも好評価をいただいたように、高1生全員が活き活きとした表情で意欲的に発表し、中3生も来年は自分たちの番だと真剣に発表を見学していた様子から、この1年間で学び得たものは大きかったと言えます。次年度も、問題解決能力・言語運用能力・幅広い教養・自覚と責任感といった、グローバル社会で生き抜くための力を獲得するため、様々な学びに取り組んでもらいたいと思います。
高1生はこの1年間で学んだGlobal Studiesのまとめとして、研究発表会「世界は今」でポスター発表を行いました。高1生全員(425名)が110班に分かれ、10のテーマと4の特別テーマについて3エリアの会場にて発表しました。4人班のうち2人が前半発表し、残り2人がオーディエンスとして他班の発表を見学し、後半は交代するという形式です。オーディエンスには高1生以外に中3生全員、教職員、SGH運営指導委員・来賓の方々が入り、清教学園でかつてない規模の研究発表会となりました。
テーマは「国際貢献活動とグローバルを考える」「MDGsからSDGsへ」「世界子供白書2015から」等。班ごとに趣向を凝らしたポスターを使用するのみならず、iPadを用いて説明する、プロジェクターに投影して自ら製作したビデオクリップを紹介する等、ICTを用いて発表を行う班も多数ありました。発表者は考察内容をオーディエンスに伝え、それに対しオーディエンスは必ず質問。本番を想定して準備したものの思い通りに進まない班や、近い距離で話ができるため臨機応変に対応し、盛り上がった班もあったようです。
テーマは「国際貢献活動とグローバルを考える」「MDGsからSDGsへ」「世界子供白書2015から」等。班ごとに趣向を凝らしたポスターを使用するのみならず、iPadを用いて説明する、プロジェクターに投影して自ら製作したビデオクリップを紹介する等、ICTを用いて発表を行う班も多数ありました。発表者は考察内容をオーディエンスに伝え、それに対しオーディエンスは必ず質問。本番を想定して準備したものの思い通りに進まない班や、近い距離で話ができるため臨機応変に対応し、盛り上がった班もあったようです。
午後は、ESS部員と1月にベトナムを訪問した高1生2名を中心に、交流会を行いました。最初に合唱部による歓迎演奏。続いて、ベトナムの民族舞踊や文化紹介プレゼンテーションを見せていただくにつれ、ベトナムの人々の愛国心が伝わってきました。その後、参加者みんなでたこせんを作り、大阪のソウルフードを味わってもらいました。最後に、グループごとに校内を案内し、部活動の様子を紹介しました。日本の学校の様子を存分に体感してもらえた1日となったのではないでしょうか。
大阪府グローバルリーダー育成・留学促進事業の一環で、ベトナム ホーチミン市内の4大学と6高校の代表各1名からなる10名の学生と9名の先生方が来阪中です。本日このホーチミン市訪問団が清教学園に来校されました。3限、高1数学の授業では、先生からの"Don't ask me any questions. Ask the students around you." というメッセージを受けて、グループごとに数学の問題の解法を考えました。教えるだけでなく、数学の得意なベトナムの大学生から教わることもあり、予想外の相互交流ができました。「英語で数学の勉強をする機会があるとは思っていませんでした」という高1生の感想に、大きな可能性を感じました。4限、英語の授業では、2日後に控えたGlobal Studies 研究発表会のポスター発表を英語で要約してみました。日本語でも難しい内容を英語で伝えるのはさらに難しい。それでも、身を乗り出して一生懸命聞いてくださるベトナムの学生さん達の姿勢に救われながら、なんとか伝えることができました。授業後半は体育館に移動してドッヂボール交流です。先生から指名された生徒が英語でのルール説明にチャレンジ。ジェスチャーを交えながら必死で説明しました。その様子に大ウケのクラスメート。一方でうなずいて理解を示してくれるベトナムの皆さん。それぞれのあたたかい反応が印象的でした。ドッヂボールが初めての人がほとんど。ボールの握り方、投げ方を教えてあげる清教生。混合チームでの対戦をしながら、まさに「アクティブ」な交流を行いました。
3月12日(土)にGlobal Studies 研究発表会を行うにあたって、授業内でリハーサルを行いました。1年間Global Studiesの授業で学んできたことからテーマを1つ選び、グループで発表を行います。「そのテーマについて初めて見聞きする人たちにも伝わるように」を目標に、自分たちが学んだことを整理、分析し、ポスターボード(見せる資料)と原稿(聞かせる資料)を準備しました。リハーサルを通して、プレゼンターとして「“自分の中にあるもの”を正確・明確に伝える」難しさ、オーディエンスとして「聞いた情報を整理し、自らの理解を深めるために質問する」難しさを感じました。これぞ成長のチャンスです。本番まであと数日。班員同士で相談し、レベルアップした姿を本番で披露したいと思います。
3月Global Week講演会は、明治大学国際日本学部の岸先生をお招きし、「私たちだからこそできるグローバルイシューへの取り組み−シリアの事例から−」というテーマでお話いただきました。今年度最後の講演会は、高1学年と中3学年の共催で、代表生徒が壇上でパネラーとして参加し、フロアーの生徒と対話型の講演会となりました。
岸先生はシリアに教育支援の仕事・研究のため2年間在住され、日本帰国後も頻繁にシリアを訪問されています。最初のお話は、平和で友好的な人々が住み、歴史遺産も数多くある内戦前のシリアについて。しかし、2011年にその様子が一変することになった内戦のこと、崩壊した町の写真、お知り合いの方々のお話が続きます。シリアについて私たちが持っている固定的なイメージを揺さぶるような多面的かつリアルな内容です。そこから、この状況では教育をまともに受けることができない子どもの話へ。この5年間教育を受けていない子どもは今後どうなるのかという岸先生の問いかけに、パネラーとフロアーの生徒が意見を出していきました。その後、この事態に何かしなくてはと思う反面、自分とは直接関係のない、自分ではどうしようもないと思ってしまうことについて、「つながりと疎外」の観点から説明。日本の中学生・高校生である自分たちがグローバルイシューに対して何ができるのか。どうして自分には関係がないと思ってしまうのか。本質的で自分の生き方にも関わる問いに対し、再び生徒同士で意見を出し合い、本日の講演会は終了。多くのメッセージを受け取った中3生と高1生、4月から新学年でまた新たな課題に挑戦していってくれると期待します。
岸先生はシリアに教育支援の仕事・研究のため2年間在住され、日本帰国後も頻繁にシリアを訪問されています。最初のお話は、平和で友好的な人々が住み、歴史遺産も数多くある内戦前のシリアについて。しかし、2011年にその様子が一変することになった内戦のこと、崩壊した町の写真、お知り合いの方々のお話が続きます。シリアについて私たちが持っている固定的なイメージを揺さぶるような多面的かつリアルな内容です。そこから、この状況では教育をまともに受けることができない子どもの話へ。この5年間教育を受けていない子どもは今後どうなるのかという岸先生の問いかけに、パネラーとフロアーの生徒が意見を出していきました。その後、この事態に何かしなくてはと思う反面、自分とは直接関係のない、自分ではどうしようもないと思ってしまうことについて、「つながりと疎外」の観点から説明。日本の中学生・高校生である自分たちがグローバルイシューに対して何ができるのか。どうして自分には関係がないと思ってしまうのか。本質的で自分の生き方にも関わる問いに対し、再び生徒同士で意見を出し合い、本日の講演会は終了。多くのメッセージを受け取った中3生と高1生、4月から新学年でまた新たな課題に挑戦していってくれると期待します。