2017年03月
京都教育大学附属高等学校の生徒さん5名が来校され、清教生と様々なことについて意見交換する機会がありました。今回来校された5名は国際問題や政治問題について研究する「国際同盟」という有志グループで活動されているそうです。外国人観光客の受け入れ問題や異文化の捉え方について、フィールドワークを行い、考察した内容を説明してくださいました。清教生は先日のSGH甲子園で発表した課題研究について説明し、その後双方の学校の活動について、質問を交えながら紹介していきました。京都教育大学附属高等学校も清教学園もSGHアソシエイト校として活動しています。それぞれの取組内容や生徒の関わり方の違いに驚きながら、お互いに刺激を受けたようです。課題研究のアプローチの仕方について参考になることも多く、新年度の取組に早速活かしてほしいと思います。京都教育大学附属高等学校の皆さん、ありがとうございました!
高1の3チーム・高2の2チーム、計17名が関西学院大学で開催されたSGH甲子園に出場しました。昨年度の近畿圏対象の発表会から全国規模の大会に。北海道から宮崎まで総数250を超えるチームが集い、口頭プレゼンテーション、ポスター発表、ディスカッションの部門で互いの成果を披露し合いました。清教学園の5チームはポスター発表の部門にエントリー(「ミャンマーにおけるBOPビジネスの可能性について(高1・日本語)」、「ウガンダの環境・エネルギー問題とBOPビジネス(高1・日本語)」、「Let’s think about the education in the world-Dream and hope for children-(高1・英語)」、「ボランティアの未来予想図(高2・日本語)」、「Chinarchitecture(高2・英語)」)。1週間前に開かれた校内の研究発表会後、発表内容を練り直して臨みましたが、最初は場の雰囲気に飲まれた様子。ですが、何度も練習した内容を丁寧に伝え、見学者の方々に聞いていただくと、慣れてきたようで、見学者の方々と積極的に対話を楽しんでいました。発想や視点が面白いとお褒めの言葉をいただいたり、また自分たちでは気づいていなかったことの指摘を受け認識を新たにしたり、外で発表したからこそ得たことが多くあったようです。全国のSGH校から選りすぐりのチームが集まっていたためレベルの高さに驚いていましたが、清教の17名も十分立派に発表を行っていました。また本番だけでなく、これまで関心を持ち続け、より高いレベルで探究活動を行っていた様子を思い起こすと、この1年間ないし2年間本当によく頑張っていたと思います。この経験は必ず次のステージにつながると確信しています。今後の活動を楽しみにしつつ、皆さんの頑張りの余韻に浸りたいと思います。
304という数字。何を表しているか分かりますか? 今年度清教学園を訪れた海外ゲストの人数です。なんと300名を超える方々が、世界各国から清教学園を訪ねてきてくださいました。韓国、台湾、フィリピン、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、スウェーデン、デンマークから高校生や引率の先生、視察の先生が来られました。その都度、協働型の授業や交流会に参加してもらい、英語でコミュニケーションを取りながら、同じ科目を学び、文化交流を経験しました。グローバル化が進む社会。清教学園のグローバル化も急速に進んでいます。
本日4限の講演会を前に、高2英語表現Ⅱの授業で事前学習を行いました。入学以来2年に渡って様々な講演を聴いてきた彼らですが、この事前学習をするにあたり「前もって自分たちで調べた情報を持ってゲストの話を聞けたら、講演の内容がもっと理解しやすいのではと考えた」と伝えると、大きくうなずく生徒が多数。今日のゲストは2010年から2013年までチャド共和国でUNDPチャド事務所長を務め、現在はUNDP(国連開発計画)駐日代表として活躍されているとのことで、以下6つのテーマのうち1つを各班が担当し、調べ学習を行いました。そして、班で調べた情報を班員各自がプレゼンターとなって他の班から集まった人たちとの間で伝え合いました。
①UNDPとは?【概要】
②UNDPが行っている活動の実例紹介
③チャドって?【概要】
④チャドに不足しているものは?
⑤チャドが必要としている支援は?
⑥チャドと日本、どう結びつく?−共通点と相違点−
ある班では「チャドには難民キャンプがたくさんあるけど、隣国スーダンからの流入が多く、チャドの人々が十分にその恩恵を受けられていないらしいよ」「チャドとスーダンを同時にケアする方法は無いのかな」 またある班では「チャドでは食料不足が深刻だけれど、道路が整備されていなさすぎて、車での物資運搬が実質できないんだって」「じゃあ、日本にできることは食糧支援よりもまず道路整備か」「空輸って手段はないのかな」 など『じぶんごと』と捉えて真剣に議論し合う姿があちこちで見られました。
授業の終わりを告げるチャイムがなると、いざ講演会。ゲストからどんな生の声が聞けるのか楽しみです。
①UNDPとは?【概要】
②UNDPが行っている活動の実例紹介
③チャドって?【概要】
④チャドに不足しているものは?
⑤チャドが必要としている支援は?
⑥チャドと日本、どう結びつく?−共通点と相違点−
ある班では「チャドには難民キャンプがたくさんあるけど、隣国スーダンからの流入が多く、チャドの人々が十分にその恩恵を受けられていないらしいよ」「チャドとスーダンを同時にケアする方法は無いのかな」 またある班では「チャドでは食料不足が深刻だけれど、道路が整備されていなさすぎて、車での物資運搬が実質できないんだって」「じゃあ、日本にできることは食糧支援よりもまず道路整備か」「空輸って手段はないのかな」 など『じぶんごと』と捉えて真剣に議論し合う姿があちこちで見られました。
授業の終わりを告げるチャイムがなると、いざ講演会。ゲストからどんな生の声が聞けるのか楽しみです。
お昼休み後は、近藤哲生さんを囲んで、少人数の座談会が行われました。当初、参加人数を25名限定としていましたが、申込の開始後、一瞬で枠が超えてしまい35名に。当日は前日に卒業した高3生や卒業生も駆けつけ、中3生から大学4回生までが参加する座談会となりました。事前に集めた質問にお答えしていただく形で進めてくださったのですが、参加した卒業生はアフリカのザンビアに国連ボランティアで派遣されていたこともあって、近藤さんと卒業生の掛け合いのような形で進んでいきました。笑いも随所にありながら、国連関係の仕事や海外で働くことに関心が高い生徒が集まっているので、皆真剣。前のめりになってお話を聞いています。国際社会で働く上で必要な心構えや資質、語学、危機管理など多岐にわたって教えていただきました。その中で、今の生徒たちの心に深く残ったお話が2つ。1つは「見ると聞くのとでは大違い」。今の時代、インターネットで様々な情報を得ることができますが、自分で見て、自分でやってみないことには経験にならないというお話を神妙に聞いていました。もう1つは、日本人は世界のことをあまり知らないということ。世界はもと日本のことをしっているが、日本の中で世界に出たいと思っている人がいるが、本当のところ世界のことをあまり知ろうとしていないと近藤さん。これからどのような視点出学ぶべきかに気付いた生徒も多いように見えました。予定していた1時間半があっという間に終わり、その後は個別にお話をしたい生徒が近藤さんを囲み、質問攻めに。新幹線の時間ギリギリまで丁寧に一人ずつ答えてくださいました。生徒たちは新たな刺激を受け、これからの進路に向けて頑張ってくれると思います。講演会・座談会と長時間にわたり、清教生のために東京からお越しくださり、ありがとうございました!
3月Global Week講演会のゲストに、国連開発計画(UNDP)の駐日代表を務められている近藤哲生さんにご来校いただきました。今回は高1・高2合同企画で、約900名の前でご講演をしていただきました。テーマは「私たちの望む未来〜SDGs〜」。まずは近藤さんがなぜ国連で働かれることになったのか、幼少期の頃から紹介映像が、まるで某番組のようで、近藤さんのプロフェッショナルぶりを感じ、生徒たちもすぐに引き込まれていました。その後、話は本題へ。赴任されていたチャドの情勢を具体例に出しながら、UNDPのお仕事を説明してくださいました。普段、「国連」と一括りに捉え、国連総会や安保理、幾つかの専門機関についてのイメージは持っていましたが、国連の3つのミッションである「平和・開発・人権」の安定を図るため複数の機関が連携して問題解決に取り組んでおられる様子をお聞きし、自分たちのイメージが断片的であることに気付きました。また、途上国のみが対象ではなく、全世界の目標として持続可能な開発目標(SDGs)があることの重要性を改めて感じ、先週行った研究発表会とつなぎ合わせて考えることもできました。
3月7日(火)から始まった3月のGlobal Lunch。期間中、様子を見ながら校内放送で案内をしています。このような様子でアナウンスをしています。全8種類のメニューからその日のおすすめを詳しく紹介。食堂の方にも期間中に聞き取り調査を行い、売れ行き等も確認。また生徒の反応も聞きつつ、値下げ交渉も行い、食堂の方のご理解をお願いしたことも。そのような経緯も入れながら、思いを込めておすすめメニューを案内。自信を持って美味しいと言えるので、皆さん食べてくださーい!
中学生が学年を超えてグループになり、自分たちの未来について考える「中学生未来会議」は第3回を迎えました。今回は、「清教学園と清教生の未来を考える」をテーマに、学園や自分たちの現状を分析し、より良い未来を創っていくためにどうすればいいか議論しました。学園のストロングポイントを表現するキャッチフレーズを考え、オリジナルのポスターを作成しました。「グローバル」「文武両道」「挨拶」等のキーワードが並び、強みを発信することで、自分たちの現在の行動と未来を考えるいい機会になりました。
中3国語・理科のコラボレーションです。ネットで季語を検索し季語を選びます。その際、植物・動物・気象・天文など理科に関する内容に限定し、その科学的な解釈を盛り込んだ俳句を作るという企画です。有名な句の中にもそのような側面のものがたくさんあり、それらの紹介の後、各自で取り組みました。俳句は国語の授業で一度取り組んでいるとはいえ、最初はハードルが高いのか苦慮している生徒も見受けられましたが、最後にはほとんどの生徒が作成する事ができました。その後、グループで講評しあい、最後は振り返る時間をとりました。多くの生徒にこのような教科横断型の授業を楽しめたとの返答が見られました。
高1・高2の全生徒約900名が参加する研究発表会が3月11日(土)に開催されました。昨年度の初開催は高1のみでしたが、今年度は2学年での開催。昨年度ポスター発表を経験した高2生は、持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標から派生した各自のテーマをパワーポイントやキーノートを使って発表しました。高1・高2の教室を回り、お互いに発表を見合う形式でした。次は高1生の番! 体育館エリアと4階エリアの2会場に109班がポスターを展示し、プレゼンを行いました。高1の発表テーマはBOP(Base of the pyramid)で、各班がより詳細なテーマを設定し、発表を行いました。中3生や高2生、本校SGH運営指導委員の先生方やご来賓の方々、教職員が見学する中、数ヶ月間にわたって調べてきたことを懸命に説明する姿を見て、アウトプットすることで自分たちの研究の本当の意味を再確認できたような印象を受けました。課題はあるにせよ、高校生らしい柔軟な発想でグローバル問題を考察し、何らかの提案を行ったことは評価に値すると思います。この研究発表会で得たことを次年度の学びに活かしてくださいね!
授業の後は、グローバル・イベント委員が企画・運営を行う交流会。今回は高2生が参加する最後の企画でもあります。高1・高2のメンバーがともに作り上げてきました。クイズ大会やジェスチャーゲーム、学校紹介のプレゼン、ダンスの後は、高2生が演出する日本の縁日体験へ。輪投げやヨーヨーつり、たこセンまで準備し、初めて見る縁日にデンマーク生のテンションもヒートアップ。最後に全員で記念撮影をし、別れを惜しみつつ、交流会終了。あっという間の1日でしたが、同世代のデンマーク生と濃い時間を過ごすことができました。
data 20170309
昨年度も来校されたデンマークの学校が今年度も清教学園にお越しになられました。15〜16歳までの生徒さん21名と引率の3名の先生方です。エフタスコーレというのはデンマーク独特の教育機関で、高校に入学する前の準備期間にあたる学校だそうです。歓迎セレモニーの後、グローバル・イベント委員のアテンドで、各授業に入っていきました。今回受講してもらったのは、数学・物理・生物・英語・日本史。協働学習の形態で、清教生とデンマーク生が一緒に実験を行う、問題を解く、特定のトピックについて議論する授業に入ってもらいました。特に印象的だったのは、英語の授業。幸福度調査に関するクイズからこの授業の核心部分へ。2016年度の幸福度調査、デンマークと日本の順位をご存知ですか? デンマークの1位に対し、日本は53位でした。あまりの差にショックを覚えつつ、なぜそのようなランキングになっているのかを幾つかの項目から考え、最後に意見を発表しました。双方ともに幸せとは何かについて考える機会になったと思います。
昨年度も来校されたデンマークの学校が今年度も清教学園にお越しになられました。15〜16歳までの生徒さん21名と引率の3名の先生方です。エフタスコーレというのはデンマーク独特の教育機関で、高校に入学する前の準備期間にあたる学校だそうです。歓迎セレモニーの後、グローバル・イベント委員のアテンドで、各授業に入っていきました。今回受講してもらったのは、数学・物理・生物・英語・日本史。協働学習の形態で、清教生とデンマーク生が一緒に実験を行う、問題を解く、特定のトピックについて議論する授業に入ってもらいました。特に印象的だったのは、英語の授業。幸福度調査に関するクイズからこの授業の核心部分へ。2016年度の幸福度調査、デンマークと日本の順位をご存知ですか? デンマークの1位に対し、日本は53位でした。あまりの差にショックを覚えつつ、なぜそのようなランキングになっているのかを幾つかの項目から考え、最後に意見を発表しました。双方ともに幸せとは何かについて考える機会になったと思います。
中2生は、沖縄体験学習における現地大学生との「平和共有プログラム」に向けて、社会の時間を使ってPBLに取り組んできました。「国際平和に向けて日本が貢献できる国際貢献」を様々な視点から考え、沖縄の大学生に向けてプレゼンをし、その後ディスカッションをしました。会場は、全クラス32グループの生徒たちと32人の大学生が議論する熱気に包まれ、時間はあっという間に過ぎていきました。中学生らしい視点と中学生とは思えないプレゼンの情報量に加え、大学生からの意見や問いかけに真剣に向き合う姿は大学生に感動を与えました。終わった後の生徒たちの表情は達成感と充実感に満ちており、大きく成長したことを感じられる取組となりました。
研究発表会まであと数日となり、授業内も放課後も準備一色の高1生。これまで十分に調べてきたつもりでも、アウトプットしてみると不十分なことがわかり、考え直す班も。何を一番主張したいのか、それに応じて問題提起から結論まで一貫した論を展開できているのか、答えのない問いをどのように考えていくのか。班員で何度も何度も議論を重ねる姿に、1年間で大きく成長した様子を見て取れます。研究発表会で1年間の学びの成果を披露してください。楽しみにしています。ちなみ写真は何の実験をしているでしょうか?
高1・高2のグローバルイベント委員35名が集まり、明後日に控えたデンマークの学校のお迎えの最終打ち合わせを行いました。これまでに何度も受け入れを経験してきたとはいえ、細かい部分をどうするか、熱い議論が。最終的には折衷案を取り、交流会の進行を考えました。30数名がうまくサポートしながら活動するにはどうすればいいか。何が求められているのか。意見の対立が出た場合、どのように調整するのか。交流会という楽しいイベントの裏で真剣な議論を繰り広げている姿を見て、生きる力を文字通り身につけていってくれていると思いました。今年度最後の企画になります。デンマークの生徒さんにとって最高の1日になるように、お迎えしましょう!
2/27〜3/3の間、中3の10月にオーストラリアでのグローバル研修を控えている中2生が、英語集中講座IPBL(Intensive Project Based Learning)に初めて挑戦しました。生徒たちは「ツアーガイドになって、オーストラリアの名所・食べ物・アクティビティ等を紹介する」というプロジェクトを与えられました。各グループでリサーチ、プレゼン原稿作成、ネイティブの先生とのプレゼン練習、プレゼン本番、質疑応答、という流れでこの日は1〜4限まで授業が全て英語でしたが、PBLに慣れている中2生は難なくこなしていて、頼もしかったです。
3月6日(月)から始まる3月Global Weekに合わせて、高1グローバルイベント委員の生徒たちが、Global Lunchを食堂の方と企画し、来週より提供します。
これまで高2の委員が行ってきたGlobal Lunch企画を、先輩から引き継ぎ、初めて自分たちで準備しました。メニューの考案や食堂の方との交渉、試食、価格設定等、普段食堂でご飯を食べている時には考えもしなかったことに気づくことが多々あったようです。また、「グローバル」をどうメニューに反映させるかも悩みどころだったとのこと。今回は、1月に来校された台湾の復旦高校や韓国の巨堤中学、来週9日(木)に来校されるデンマークのアイスビャオフース・エフタスコーレ校にちなんだメニューになっています。この後、ポスター作り、放送原稿作りに入ります。メニューは全8種類、7日(火)よりGlobal Lunchスタートです! お楽しみに!
これまで高2の委員が行ってきたGlobal Lunch企画を、先輩から引き継ぎ、初めて自分たちで準備しました。メニューの考案や食堂の方との交渉、試食、価格設定等、普段食堂でご飯を食べている時には考えもしなかったことに気づくことが多々あったようです。また、「グローバル」をどうメニューに反映させるかも悩みどころだったとのこと。今回は、1月に来校された台湾の復旦高校や韓国の巨堤中学、来週9日(木)に来校されるデンマークのアイスビャオフース・エフタスコーレ校にちなんだメニューになっています。この後、ポスター作り、放送原稿作りに入ります。メニューは全8種類、7日(火)よりGlobal Lunchスタートです! お楽しみに!