2017年05月
昨年は海外に目を向けて高校2年生が、今年は日本の良さを再発見しようと各グループに分かれて話し合っています。日本の文化と言えば「着物・歌舞伎・和食」などを思い浮かべますが、海外から来られているネイティブの先生方にとっては、「放課後の教室掃除」も日本の文化なのだそうです。
7月21日(金)〜30日(日)にかけて英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)で日英の高校生が集まるサマースクールに清教から3名(高2)の生徒が参加します。UCLは伊藤博文・井上馨・五代友厚・夏目漱石が留学した大学で、世界の大学ランキングでトップクラスに入る大学です。その地で多彩な講義やワークショップに参加し、世界の大きな共通課題について専門の研究者と意見交換する機会を得ることができました。事前の課題に取り組み、UCLで「熱い」夏を過ごしてきます!
新聞を用いた一連の活動の最後は、新聞の記事がネットではどのように扱われているかについてです。今回は読売新聞の朝刊版を用いましたが、その他の新聞社のネット版の記事を検索し、内容や表現の仕方がどのように異なるのかについて見ていきました。続いて、検索エンジンで記事のキーワードを入力し、上位5つにあがったサイトがどのようなものなのかについても調べ、最後に新聞とネットで情報を探すことの違いについて考察しました。新聞社ごとに記事の注目の仕方が異なっていること、新聞とネットの情報取集のメリット・デメリットについて等、自分が経験して感じたことを中心にレポートにまとめました。今後本格的に探究活動を進めていく上で、新聞や書籍等の紙媒体の情報とネットでの情報と両方扱うことになりますが、それぞれの利点をよく理解した上で活用してほしいと思います。最後に今回の学習で得たことをeポートフォリオの振り返りにまとめ、自己評価を行いました。2種類のワークシートもデータ化し、eポートフォリオに蓄積します。
記事の選択をポイント制にしたため、クラス内で記事内容の重なりがないか確認せねばなりません。なぜポイント制にしたのか。「分ける」ことは「分かる」こと。「分類」するという作業を通し、他者に基準を説明し、記事に対する理解を深めようというねらいがあったからです。ということで、分類作業をペア→グループ→クラス全員で行いました。まずは、付箋を使って、ペアで活動。地域ごとに集めた記事のうち担当分をペアで分類しました。「これは政治? 政治では大きすぎる。選挙? ポピュリズム?」「アカデミー賞授賞式だから文化? いや、でも政治批判?」。一見するとこれだと思った分類でも、よく読むと異なるようで、ペアで議論をしていました。次はグループでの分類作業。一つのカテゴリーでは分類できない記事もあり、また複数国にまたがるものも多いので、PadletというWeb上の情報共有のソフトを活用し、グループ内で分類の作業を続けます。最後に、全員でPadletの分類を確認し、クラス内でどのように分類をしたのか確認し、分類の基準について考えました。分類作業の後は、発表を。グループ(4人)内で記事の概要と選んだ理由を発表し、お互いの記事を共有しました。
放課後は、グローバルイベント委員主催の交流会。今回は中3の有志15名も参加し、高2・中3生による合同企画となりました。清教側の学校紹介の後、Shishukunj生による学校紹介があり、きらびやかな衣装に身を包んだShishukunj生がインドの伝統的なダンスを披露してくれました。その後、清教生が設けた日本文化体験コーナーで、書道・折り紙・お菓子を楽しんでもらいました。なかでも、書道は初めての体験なので、興味津々で一筆したためていました。また、日本のお菓子を紹介するブースでは、ベジタリアンだけでなくビーガンの生徒さんもおられ、事前に把握していたので原材料を配慮し用意していましたが、実際に「卵は入っている?」等の質問を聞き、改めて食に対する考えの多様性を感じたようです。あっという間に時間が経ち、最後に記念撮影。バスが発車するまで別れを惜しみ合い、皆でお見送りをしました。Shishukunj International Schoolの皆さん、ありがとうございました!
インドのShishukunj International Schoolから生徒19名・先生2名・ガイド2名の計23名が来校されました。高2生のバディが一人ひとりを案内し、各クラスでランチ。日本食を食べながら、徐々に打ち解けた様子に。5限は高1(2クラス)の英語の授業に参加。総勢100名を20のグループに分かれ、Shishukunj生と清教生が指定されたトピックについて話し合いました。ちょうど日本ではこどもの日が終わったところ。由来を説明しながら、かぶとを皆で作りました。最後に今回得た新たな発見について順番に発表し、終了。
続いて6限は中3の各クラスに移動し、国語・数学・社会・情報の授業を受けてもらいました。国語は日本の新聞を使ったアイスブレーキングの後、昔話を英語で説明するというもの。数学はインドと日本の計算方法を比較し、インド式の計算を教えてもらいました。社会は日本の文化を紹介した後、生徒の発案で日本とインドの年表を一緒に作成しました。情報はScratchを使ったプログラミング。英語で説明することにより、日本語では気づかなかったことに改めて気づいたことも。特に中3生は10月にオーストラリア・グローバル研修に参加するので、その前に良い経験ができたようです。今回感じたもどかしさを次の機会の糧にしてください!
続いて6限は中3の各クラスに移動し、国語・数学・社会・情報の授業を受けてもらいました。国語は日本の新聞を使ったアイスブレーキングの後、昔話を英語で説明するというもの。数学はインドと日本の計算方法を比較し、インド式の計算を教えてもらいました。社会は日本の文化を紹介した後、生徒の発案で日本とインドの年表を一緒に作成しました。情報はScratchを使ったプログラミング。英語で説明することにより、日本語では気づかなかったことに改めて気づいたことも。特に中3生は10月にオーストラリア・グローバル研修に参加するので、その前に良い経験ができたようです。今回感じたもどかしさを次の機会の糧にしてください!