2018年03月
今年度清教学園を訪れてくださった海外ゲストの数は319名。昨年度に続き、300名を超えました。オーストラリア・インド・韓国・シンガポール・ドイツ・フィリピン・デンマーク・台湾等から中学・高校生や引率の先生、大学生、視察の先生が来校されました。生徒も教員も海外ゲストの受け入れにすっかり慣れました。生徒の様子を見ると、協働型授業や交流会を通して、コミュニケーションの楽しさや難しさ、ゲストを介して世界の広さや違いを知る楽しさを感じているようです。次年度の受け入れも楽しみです。
2017年度最後の活動はSGH甲子園。研究成果プレゼンテーションと研究成果ポスタープレゼンテーションの2つの部門に高2生5名が出場しました。研究成果プレゼン
テーションのチームは「ジェンダーと少子高齢化−意識の変容と社会の活性化について−」というテーマで発表しました。校内外で行ったアンケート調査の結果、地域の
つながりを重視した育児制度が必要ではないかと考え、フィンランドのネウボラという制度の日本への導入を提案しました。一方、研究成果ポスタープレゼンテーション
のチームは “Grape-Jam -Make Cambodia great through an original educational system-“ のテーマのもと、カンボジアの小学校へのプログラミング教育導入を提案しました。Grape-Jamはこのチームが考えたプログラミングシステムで、イチゴジャムという安価なデバイスを利用したものです。一定のレベルの教育を受けることができない子どもたちに、このシステムを用いることで21世紀に必要なスキルを獲得できるのではないかという仮説のもと、研究した結果を発表しました。両チームとも大学・
他校の先生方や学生さんなどから多くのフィードバックをいただき、より深い気づきを得ることができました。
テーションのチームは「ジェンダーと少子高齢化−意識の変容と社会の活性化について−」というテーマで発表しました。校内外で行ったアンケート調査の結果、地域の
つながりを重視した育児制度が必要ではないかと考え、フィンランドのネウボラという制度の日本への導入を提案しました。一方、研究成果ポスタープレゼンテーション
のチームは “Grape-Jam -Make Cambodia great through an original educational system-“ のテーマのもと、カンボジアの小学校へのプログラミング教育導入を提案しました。Grape-Jamはこのチームが考えたプログラミングシステムで、イチゴジャムという安価なデバイスを利用したものです。一定のレベルの教育を受けることができない子どもたちに、このシステムを用いることで21世紀に必要なスキルを獲得できるのではないかという仮説のもと、研究した結果を発表しました。両チームとも大学・
他校の先生方や学生さんなどから多くのフィードバックをいただき、より深い気づきを得ることができました。
3月13日、清教学園中学校で初めての3学年合同での未来会議が行われました。今年度は、「〜新時代のリーダーを考える〜」というテーマで、1年生〜3年生までの合同班で色々と意見を出し合いながら考えました。「新時代とは、どのような時代なのか」、「今とどのような点で違うのか」といったところから意見を出し合い、「新時代のリーダーに求められるもの」を班で考え、最後に1枚のポスターにまとめました。
さらに、ポスターのキャッチフレーズを英単語2つで表現するという課題に挑戦し、どの班も一生懸命に辞書やiPadを使って単語を調べていました。
さらに、ポスターのキャッチフレーズを英単語2つで表現するという課題に挑戦し、どの班も一生懸命に辞書やiPadを使って単語を調べていました。
Global Studies研究発表会の来賓であった土井康裕先生(名古屋大学大学院経済研究科)が、研究発表会後の時間に懇談会を開いてくださり、希望者が集まりました。参加者が質問をし、土井先生がそれに答えるという問答型で進んでいきました。グローバル社会で活躍するという漠然としたイメージが持っている高校生ですが、では実際活躍するとはどういうことなのか。英語が必要なのはわかるがグローバル社会で求められるレベルに達するため高校時代には何をしておくべきか。大学での専門の選び方等、今後の進路を考える上で自分に深く問いかけを促してくださいました。思考が整理されたようで、頭は冷静に、心は熱くなって日常に戻る高校生の姿を見ました。
高1・高2生800人強によるGlobal Studies研究発表会“Think globally, act locally”が開催されました。高2(82チーム)は教室に分かれ、パワーポイントを用いたスライド発表を行いました。大テーマは昨年度同様、国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」です。「安全な水とトイレを世界中に」「海に漂うプラスチック・ゴミ」「パラダイムシフト!エネルギーと化した廃棄物先輩!」等々、SDGsの17のゴールから各チームが発表テーマを設定しました。また今年度の高2生は英語による発表に挑戦しました。発表者・聴衆も含めて英語での発表はハードルが高いものとなりましたが、英語で発表したからこそ気づいたことが多くありました。
一方、高1(86チーム)の大テーマは「South Osaka Challenge−南大阪を盛り上げよう!」で、2つの体育館でポスター発表を行いました。社会起業家の発想を持ちつつ、私たちが暮らす南大阪の活性化につながるアイディアを、6つの分野(空き家・空き地・廃校/伝統産業/自然・環境・農業/商店街の衰退・街づくり/観光・イベント/その他)から提案しました。中3生・高2生と大勢の人たちが聞く中で、チームワークを活かして自分たちのアイディアを説明しました。実現可能性は「?」のものでも独創的なアイディアを提案するチーム、フィールドワークを実施して現実に即した発表をしているチーム等々、多くのアイディアが揃いました。振り返りを読むと、今回の研究・発表の準備を通して、協働の難しさとその大切さ、根拠に基づいて主張を展開していく論理力、身近な地域から得ることができた新たな視点などを学んだようです。今回のプロジェクトや発表での経験を次年度の学びにつなげてくれることだと思います。
一方、高1(86チーム)の大テーマは「South Osaka Challenge−南大阪を盛り上げよう!」で、2つの体育館でポスター発表を行いました。社会起業家の発想を持ちつつ、私たちが暮らす南大阪の活性化につながるアイディアを、6つの分野(空き家・空き地・廃校/伝統産業/自然・環境・農業/商店街の衰退・街づくり/観光・イベント/その他)から提案しました。中3生・高2生と大勢の人たちが聞く中で、チームワークを活かして自分たちのアイディアを説明しました。実現可能性は「?」のものでも独創的なアイディアを提案するチーム、フィールドワークを実施して現実に即した発表をしているチーム等々、多くのアイディアが揃いました。振り返りを読むと、今回の研究・発表の準備を通して、協働の難しさとその大切さ、根拠に基づいて主張を展開していく論理力、身近な地域から得ることができた新たな視点などを学んだようです。今回のプロジェクトや発表での経験を次年度の学びにつなげてくれることだと思います。
明日のGlobal Studies研究発表会のため、高校2年はプレゼンテーションの最終調整に余念がありません。100人以上が入れ替わりスタディーホールでリハーサルや、PowerPointの修正を行っています。英語の原稿に苦戦している生徒もいますが、明日の本番を意識しています!
彼らの準備が実ることを祈るばかりです。
彼らの準備が実ることを祈るばかりです。
高2グローバルイベント委員の7人が、中学3年生の学年集会で2年間の活動報告を行いました。内容は、グローバルイベント委員会に入った動機・海外交流企画・校外活動・対外活動です。自分たちが携わってきた企画の説明、それらを通じて何を得ることができたかを説明していきました。中3生に聞いてもらうことで、自分たち自身の2年間の振り返りにもなったようです。思えば、たくさんの企画を準備・実行してきました。交流した海外生の数も何百人に及びます。最後に、明日のGlobal Studies研究発表会の見どころを説明し、活動報告は終了。様々な経験で得たことを後輩へ伝えるとともに、次の世代へバトンが渡ったように見えました。
高1最後のGlobal Lectureは奥谷充代さん(リロ・パナソニックエクセルインターナショナル(株))にお越しいただきました。奥谷さんは国際協力事業ユニットで上席コンサルタントとして、日本とベトナムを行き来し、JICAの事業の1つである日本式経営を教えるお仕事をされています。「人を大切にする」経営方式、「和」や「カイゼン」「三方よし」の精神等、私たちにとって当たり前と思われることが他国ではそうではないということを知ることができました。今高1生が考えているSOCプロジェクトも南大阪や日本では当然のことでも、グローバルな視野で考えると別の価値観で捉えることができるのかもしれません。
また、「働く」ということを通じて国際社会・地域社会への貢献をしたいという奥谷さんの「働く」ことに対する考えも、高1生にとって今後の進路を考える上で重要な要素になっていくのではないでしょうか。奥谷さん、本日はありがとうございました!
また、「働く」ということを通じて国際社会・地域社会への貢献をしたいという奥谷さんの「働く」ことに対する考えも、高1生にとって今後の進路を考える上で重要な要素になっていくのではないでしょうか。奥谷さん、本日はありがとうございました!
Global Weekとなり、3/5(月)に高校2年生がグローバルレクチャーを受けました。講師は大阪府立大学人間社会システム科学研究科の黒田桂菜先生です。ご自分の研究に至った道のりから、現在進めておられるプロジェクトまで広範囲にわたってお話し頂きました。社会人の経験を経て、研究者として今の職に戻られるその歩みについて語られた話は、今、自らの道を定めようとしている高校2年生にとって印象的であったと思います。転機となった海洋地球研究船「みらい」に乗船のご経験をお話し頂いた際には、どのように地球規模での研究が自分たちの生活と関わっているのかを伝えて下さいました。
生徒にとっても、現在学んでいる一つ一つのことが、今ある世界と繋がる可能性を持つことを理解する手立てとなったのではないでしょうか。黒田先生、ありがとうございました。
生徒にとっても、現在学んでいる一つ一つのことが、今ある世界と繋がる可能性を持つことを理解する手立てとなったのではないでしょうか。黒田先生、ありがとうございました。