2019年11月
第13回全日本高校模擬国連大会(11月16日・17日開催)に、全国253組の中から選ばれた高2生2組(4名)が出場しました。43か国が集まった議場で、国際社会において納得のいく「死刑モラトリアム」をまとめようと、本校の2組はそれぞれコスタリカ大使・オランダ大使として奮闘しました。「死刑モラトリアム」とは死刑執行の一時停止のことで、2007年から国連総会において正式に取り扱われています。世界人権宣言や国際人権規約の中で死刑と生命権をはじめとする人権との関係について明記されていません。近年、死刑廃止国が増加傾向にあるとはいえ、死刑存置国と廃止国の意見の隔たりが大きい中、死刑の一時停止を求めるのが「死刑モラトリアム」です。複雑な背景の中、今回の模擬国連でどのような死刑モラトリアムが望ましいか、どの国の大使も制限時間ギリギリまで議論・交渉・合意形成を重ねます。最終的に15か国以上のグルーピングを行い、決議案を作成しました。
一種のロールプレイですが、高校生はこれらの過程を通じて「人権とは何か、生命権をどう保護するのか」について考えを深め、世界の現状について理解を新たにしたことだと思います。本番まで妥協せず、必死にリサーチを行い、努力してきた本校生徒をはじめ高校生のとんでもない力に驚嘆しました。この機会は今後の人生においてかけがいのないものになると確信しています。
一種のロールプレイですが、高校生はこれらの過程を通じて「人権とは何か、生命権をどう保護するのか」について考えを深め、世界の現状について理解を新たにしたことだと思います。本番まで妥協せず、必死にリサーチを行い、努力してきた本校生徒をはじめ高校生のとんでもない力に驚嘆しました。この機会は今後の人生においてかけがいのないものになると確信しています。
このシンポジウムは、海外の高校生およびWWL校、SGH校、地域協働事業校等の生徒および教員が集い、持続可能な社会づくりに向けた国際シンポジウムです。参加者が持続可能な社会の実現をめざしてグローバル課題に主体的に取り組む姿勢を涵養するとともに、グローバル人材としての資質を高めることが目的です。
本校の生徒はGoal12をもとに、家庭内で出ている賞味期限ごみにフォーカスし、「フードロスプランナー」を提案しました。校外でのプレゼンテーションは、これまでの校内研究発表会や先日の修学旅行での成果を生かす場でもあり、非常に有意義なものとなりました。
また、全国各地及び海外から参加している学生との交流(分科会)も行われたことで、違う視点から自分たちの課題を見つめることができ、今後の研究に生かすことができそうです。3月の研究発表会では、今日学んだことを糧に、よりレベルアップした姿を見せてくれると願っています。
本校の生徒はGoal12をもとに、家庭内で出ている賞味期限ごみにフォーカスし、「フードロスプランナー」を提案しました。校外でのプレゼンテーションは、これまでの校内研究発表会や先日の修学旅行での成果を生かす場でもあり、非常に有意義なものとなりました。
また、全国各地及び海外から参加している学生との交流(分科会)も行われたことで、違う視点から自分たちの課題を見つめることができ、今後の研究に生かすことができそうです。3月の研究発表会では、今日学んだことを糧に、よりレベルアップした姿を見せてくれると願っています。
全日本高校模擬国連大会に出場する2組4人が、灘高校の練習会に参加しました。この練習会は、全日本の直前の時期に開催してくださるもので、本番の設定に近い議題で行われるものです。全日本に出場する西日本の学校を中心に、死刑モラトリアム決議に向けた最終交渉が行われました。実際に経験することで、交渉の仕方もさることながら、まもなく提出するPPP (Position and Policy Paper )作成のポイントも掴めたと思います。本番まであと2週間、頑張れ!